“どうしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
道床30.0%
洞簫20.0%
同生10.0%
慟傷10.0%
道勝10.0%
道昌10.0%
道照10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういった方を見ると成程なるほど首だけがまるで置物のように道床どうしょうの砂利の上にちょこんと立っているのです。
(新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
(尺八) シナの洞簫どうしょう、昔の一節切ひとよぎり、尺八、この三つが関係のある事は確実らしい。足利あしかが時代に禅僧が輸入したような話があるかと思うと、十四世紀にある親王様が輸入された説もある。
日本楽器の名称 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
示したまえ! 出離生死の大事を! これ、一人の範宴にとどまる悩みではありません。同生どうしょうの大衆のために、われら人間の子のために
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日並の皇子尊に仕えた舎人等が慟傷どうしょうして作った歌二十三首あるが、今その中二首を選んで置いた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ほどなく土地の内藤三郎兵衛道勝どうしょうも来て大釜でかゆ、兵の飢えはしのがれたが、尊氏はなお、腰糧こしがて三百人分を道勝の手に託して
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
善庵、名はてい、字は五鼎、実は江戸の儒家片山兼山かたやまけんざんの子である。兼山の歿したのちつまうじが江戸の町医朝川黙翁もくおうに再嫁した。善庵の姉寿美すみと兄道昌どうしょうとは当時の連子つれこで、善庵はまだ母の胎内にいた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
マレー半島その他虎の産地には大抵この俗信が存する、わが邦にも道照どうしょう入唐して役行者えんのぎょうじゃが化けた虎を見たと伝う