“どうげんざか”の漢字の書き方と例文
語句割合
道玄坂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここも消え失せて茫々ただ余燼をたてている道玄坂どうげんざかでは、坂の中途にどうやら爆撃のものではなく自動車にひき殺されたと思われる死体が倒れており、一枚のトタンがかぶせてある。
堕落論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
余り腕が痛いので、東京に出たついでに、渋谷の道玄坂どうげんざか天秤棒てんびんぼうを買って来た。丁度ちょうど股引ももひきしりからげ天秤棒を肩にした姿を山路愛山君に見られ、理想を実行すると笑止しょうしな顔で笑われた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
渋谷道玄坂どうげんざか上、二葉。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)