“とおえん”の漢字の書き方と例文
語句割合
遠縁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こいつは、横瀬よこせといいましてネ」若い男の代りに栗原が弁解した。「この栗原の遠縁とおえんのものです」
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)
蟹江城かにえじょうの内部へ手をまわして、ひそかに内輪から、切り崩しにかかっている者がある。……どうも張本ちょうほんの人物は、蟹江を守る前田種利たねとし遠縁とおえんの関係にある滝川一益らしい」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いいのがあるワ。あたしの遠縁とおえんだけれど。丸ぽちゃで、色が白くって、そりゃ綺麗な子よ」
(新字新仮名) / 海野十三(著)