“でいすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泥酔95.7%
泥睡4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
クリストフは身動きもせず、耳をふさいで、メルキオルの泥酔でいすいした声や、近所の人たちの嘲笑ちょうしょう的な言葉を聞くまいとした……。
それゆえに、結局けっきょくへとへとになって、揚句あげく酒場さかば泥酔でいすいし、わずかにうつらしたのです。かれは、芸術げいじゅつ商品しょうひん堕落だらくさしたやからをもいきどおりました。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
大きな口を開いて泥睡でいすいしている柾木の気の毒な姿と、その横に、真白に浮上って見える、芙蓉のむくろのなまめいた姿との、奇怪な対照の地獄絵を、赤々と照らし出していた。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)