“てんむ”の漢字の書き方と例文
語句割合
天武100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本書紀第十六巻に記録された、太子がしびという男に与えた歌にも「ない」が現われており、またその二十九巻には天武てんむ天皇のみ代における土佐国とさのくに大地震とそれに伴なう土地陥没の記録がある。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
山海万里のうちにはおのずから異風奇態の生類しょうるいあるまじき事にあらず、古代にも、仁徳にんとく天皇の御時、飛騨ひだに一身両面の人出ずる、天武てんむ天皇の御宇ぎょう丹波たんば山家やまがより十二角の牛出ずる、文武もんむ天皇の御時
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
薬師寺はもと大和高市郡たけいちのこおり岡本郷に草創された天武てんむ天皇勅願のみ寺であるが、その後、元明げんめい天皇平城遷都せんとさるるに伴い、いまの右京六条の地に移されたのだという。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)