“てつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手附55.6%
手付33.3%
手付金11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うむ。万事承引、即刻、打ち立たせよう、越前の手とて、よも、今夜には、立つまい。これから戻って、早馬ならば四日みち、町奉行手附てつけでは、十日はかかろう、よしっ」
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
なす治助なるか御意ぎよいに御座りますと答るにコレ此請取に覺えあるかと尋ねければ治助は是を見て此請取は昨日さくじつ廣小路ひろこうぢの店にてあきなひを致し手付てつけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「待て待て。手付金てつけだけ受取ったからいいやで、忘れるなよ、きのう海の上で、いいつけたことを」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)