“つるぎさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
剣山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なにさ、こっちにとればなおさら都合のいい話。剣山つるぎさんへ送る者があるので、急に脇船の方を承って行くことになった」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
剣山つるぎさんふもとまで行って、啓之助をたぶらかして、とうとうこの大阪へ逃げ戻ってきたことなどを、それとなく話しながら、燃ゆるような恋をほのめかした。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
撫養むやの浦へ着船の節は、渭之津城いのつじょうへ寄るには及ばず、すぐ吉野川をさかのぼって、剣山つるぎさんの間者ろうへ二人の奴を送りこむよう。この大役、しかと申しつけたぞ」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)