“つらゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氷柱81.8%
垂氷13.6%
雪柱4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
力草ちからぐさ漸々やう/\と山へ這上はひあがりて見ば此はいかに山上は大雪おほゆきにて一面の銀世界ぎんせかいなり方角はうがくはます/\見分がたく衣類いるゐには氷柱つらゝさがしほぬれし上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
妹の方は顔を赤くして話す様な内気な娘だが、瑞西スヰスで棒の様な垂氷つらゝを見たことなどを語ると姉の方が其れを訳して聞かせた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
その覆ひのまはりには雪柱つらゝのやうなガラスの房が垂れさがつてゐて、灯をいれると、光りがキラ/\とそれに反映して長閑な瞬きを感ぜさせるといふ風な工合が、私を悦ばせました。
ランプの便り (新字旧仮名) / 牧野信一(著)