“つつおと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銃音80.0%
砲音13.3%
弾音6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ているうちに小舟が一そういそを離れたと思うと、舟から一発打ち出す銃音つつおとに、游いでいた者が見えなくなった。しばらくして小舟が磯にかえった。
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
時に先刻まで砲音つつおとが聞こえていたが、てっきり味方が引いて来てその辺まで追込まれたなと思っていたが、また聞こえなくなったのを見りゃ、盛返して押し寄せたんだ。
斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
どこかで、弾音つつおとがした。ぐわうんと、音波は広い野を縫い、霧を揺すり、ここの木立までをつらぬいてくる。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)