“つじばしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
辻馬車100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「三台の辻馬車つじばしゃで越していらっしゃいました」と、うやうやしくさらを差出しながら、侍僕頭がしたり顔に、——「自家用の車はお持ちでありませんし、家具もごくお粗末そまつで」
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
相変わらずの煉瓦れんがや石や石灰、相変わらず安店や酒場から出る臭気、相変わらずひっきりなしに出会う酔漢、ポーランドの行商人、半分こわれかかったような辻馬車つじばしゃの御者。
往来おうらいへ出ると、書記は辻馬車つじばしゃんで、わたしたちに中へとびこめと言いつけた。きみょうな形の馬車で、上からかぶさっているほろの後ろについたはこに、御者ぎょしゃがこしをかけていた。