“つけびと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
付人53.3%
附人46.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よいか、人目につかぬ夜のうちがよかろうぞ。郎党には米田よねだきんろう何児小左衛門かにこざえもん岩成兵助いわなりひょうすけの三名を付人つけびととしてつかわすほどにな。……山の尼院にいんへ」
木下助右と勘解由かげゆ付人つけびと二人も、見殺しにしながら、池田監物を、家臣にもらいたいなどといっているようでは、まだまだ、性根しょうねがついていないと見える。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御家来ではなし、これは代官から、従者とお目附をかねた附人つけびとたちだなと、兵馬は感づきました。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
真正しんしょうの落胤であるという事に、疑いの無い以上、そういう問答によって、顔色を変える必要は無かったが、人々は——天一坊も、附人つけびとも、越前を名判官はんがんであると信じ、その証拠物の調べにより
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)