“ちゅうげんこもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仲間小者66.7%
中間小者33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じように仲間小者ちゅうげんこものに身をやつして、仇家の偵察にも従事すれば、江戸じゅうを走り廻って、諸所に散在している同士の間に聯絡れんらくをも取っていた。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
梶川少年は、仲間小者ちゅうげんこものとなる覚悟を以て、銀杏加藤の奥方を助け、病友が要求する三カ月の期限以内に必ず目的を達して、九州へ下って相見あいまみえるということを誓約的に断言したのです。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その時の福島方の立ち合いは、白洲しらす新五左衛門と原佐平太とで、騎馬組一列、小頭こがしら足軽一統、持ち運びの中間小者ちゅうげんこものなど数十人で関所を引き払った。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)