“ちやうちやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
打擲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『一ッくるまなんだらう?』とはおもつたものゝかんがへてるひまもなく、やが砂礫されきあめまどりかゝるとに、二三にんしてあいちやんのかほ打擲ちやうちやくしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
野だは二三秒の間毒気を抜かれた体で、ぼんやりして居たが、おや是はひどい。御ぶちになつたのは情ない。この吉川を御打擲ちやうちやくとは恐れ入つた。愈以て日清談判だ。
坊っちやん (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
先刻さつきジョンになぐられてころんで怪我をした私の頭は、未だに痛みがまず、血が流れてゐた。ジョンが、無法な打擲ちやうちやくの手を私に加へても、たしなめる者も無いのだ。