“ちやうか”の漢字の書き方と例文
語句割合
町家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとは大坂の町家ちやうかの娘で芝居のかはり目には両親ふたおやが欠かさず道頓堀へれてく程であつたが
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
乗合は三人で、一人は国姓爺こくせんやの人形芝居からぬけ出して来たやうな、耳のあか取り、一人は廿七八の、眉をおとした町家ちやうかの女房、もう一人はそのともらしい、はなをたらした丁稚でつちだつた。
世之助の話 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
町家ちやうか内儀ないぎらしい丸髷まるまげの女が七八なゝやつツになる娘の手を引いて門のなか這入はいつて行つた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)