“ちゃくみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
茶汲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岸の上なる水茶屋には赤き塗盆ぬりぼん手にして佇立たたず茶汲ちゃくみの娘もろとも、床几しょうぎいこふ人々面白げに大道だいどう芸人が子供集めて長き竹竿たけざおの先にたらい廻しゐるさまを打眺めたり。ちゅうの巻ここに尽く。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
平松屋源左衛門は三年前から女道楽をはじめ、年上の女房お駒がいやになって、茶汲ちゃくみあがりのお万というのを引入れ、女房のお駒と、先代松前屋の娘お君を邪魔にし、離屋はなれへ別に住まわせることにした
銭形平次捕物控:282 密室 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)