“ちみつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
緻密98.9%
微密1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ安永年代一般の画風にして、やがて春章しゅんしょう清長きよなが政演まさのぶら天明の諸家を経てのち、浮世絵はついに寛政時代の繊巧緻密ちみつの極点に到達せるなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
知らずや吾人が父祖の日本はスパルタのごとくまたスパルタよりも一層緻密ちみつ周到に軍隊組織の行き届きたる一の武備社会なりしことを。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
一寸ちょい旗本はたもと御家人ごけにん出遇であう所が、応接振りは上品で、田舎者と違い弁舌もく行儀も立派であるが、何分にも外辺うわべばかりで、物事を微密ちみつに考える脳力のうりょくもなければまた腕力も弱そうに見える
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)