“だだっぴろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
堂々広50.0%
駄々広50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、寝られぬ苦しさは、ものの可恐おそろしさにも増して堪へられない。余りの人の恋しさに、起きて、身繕みづくろひして、行燈あんどうを提げて、便たよりのないほど堂々広だだっぴろい廊下を伝つた。
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
芝白金から目黒行人坂めぐろぎょうにんざかに至る街路の如きは、以前からいやに駄々広だだっぴろいばかりで、何一ツ人の目をくに足るべきものもなく全く場末ばすえの汚い往来に過ぎない。