“だいだいいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
橙色80.0%
橙黄色10.0%
黄橙色7.5%
橙果色2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここでは月は、まるで大地のようにはてしなくひろがり、そして地球は、ふりかえると遥かの暗黒あんこくの空に、橙色だいだいいろに美しく輝いているのであった。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と燈火の光なのであろう、橙黄色だいだいいろのほのかな光が、以前まえのようにすぐに眼に映り、つづいてその中に浮いている白い女の顔が見えた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
頂上を黄橙色だいだいいろに照らされた土坡、——それらの形象を描くために用いた荒々しい筆使いと暗紫の強い色調とは、果たして「力強い」と呼ばるべきものだろうか。
院展遠望 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
驚いて見ている四郎の眼前には老人が草に坐わっているばかり他に変ったことも無く橙果色だいだいいろをした月の面にも別に穴などは開いていません。
天草四郎の妖術 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)