“だいじょうがんぷ”の漢字の書き方と例文
語句割合
太政官符100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奈良の都には、まだ時おり、石城しきわれた石垣を残して居る家の、見かけられた頃である。度々の太政官符だいじょうがんぷで、其を家の周りに造ることが、禁ぜられて来た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
太政官符だいじょうがんぷに、更に厳しい添書ことわきがついて出ずとも、氏々の人は皆、目の前のすばやい人事自然の交錯した転変に、目をみはるばかりであったので、久しい石城の問題も、其で、解決がついて行った。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)