“たっちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塔頭84.2%
塔中10.5%
磔柱5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿弥陀院というのは、法隆寺の塔頭たっちゅうの一つで、ほんの小さい民家くらいの家であった。しかも近年無住になっていたとかで、思い切り荒れていた。
壁画摸写 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
あるいはまた麻布広尾橋あざぶひろおばしたもとより一本道のはずれに祥雲寺しょううんじの門を見る如き、あるいは芝大門しばだいもんへんより道の両側に塔中たっちゅうの寺々いらかを連ぬるその端れに当って遥に朱塗しゅぬりの楼門を望むが如き光景である。
あちらで伝うるはキリスト刑せられた時この草磔柱たっちゅうの真下に生えおり数滴の血を受けたから今はその葉に褐色の斑あると(フレンド『花および花譚フラワース・エンド・フラワーロワー』巻一、頁一九一)