“たがらし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田芥子50.0%
石龍芮50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……若い兵隊が一人、口をあけ帽子もなしで、うなじを田芥子たがらしの繁みにひたし、眠つてゐる。雲のもと、草叢に寝そべり、蒼い顔をしてゐる彼の緑の床に、光は雨と降りそそぐ。
少年 (新字旧仮名) / 神西清(著)
あめかためてある百姓ひやくしやうにはつちにも蔊菜いぬがしら石龍芮たがらし黄色きいろ小粒こつぶはなたせて、やのむねにさへながみじかくさしやうぜしめる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)