“それら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
其等76.6%
夫等23.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言葉を換えていえば、左右両側は、断崖なり急斜面なり、または深い沢或は平野でもよい、其等それらに依って絶縁されていることが望ましい。
高原 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
家の周りの花園や畑や牧場や、其等それらを取り巻く野鳥野獣を棲息させて猟をする雑木林の中の小路を突きけて七・八丁も走りましたわ。
母と娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
夫等それらは人間を配合した季題の面白味を主としたもので、之に反し近代的な日常生活を中心におき、其真を把握する事に努力して、季感は副の感がある。
大正女流俳句の近代的特色 (新字新仮名) / 杉田久女(著)
中津人は俗物であるとおもって、骨肉こつにく従兄弟いとこに対してさえ、心の中には何となくこれ目下めした見下みくだして居て、夫等それらの者のすることは一切とがめもせぬ、多勢たぜい無勢ぶぜい
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)