“せんぷう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旋風97.1%
仙風2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稜々かど/″\から發散する火焔は車輪のぐるりに卷きついてゐる。「五角」は無上の速力にて囘轉し、宇宙のはてまでも、燃立つ大氣の旋風せんぷうを傳へる。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
次郎は感激と失望の旋風せんぷうの中に、やっと身をささえているだけだった。あふれて来る涙が膝の上につっぱった腕をすべって、まだらに縁板をぬらした。
次郎物語:04 第四部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
栗柹は塵壺ちりつぼを秋の行くへかな 仙風せんぷう
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)