“せんたんてき”の漢字の書き方と例文
語句割合
尖端的100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フランスの尖端的せんたんてきな音楽家「六人組」の年長者、生真面目きまじめな音楽にとんでもない諧謔味かいぎゃくみを持たせ、かえって一種の真迫性しんぱくせいを出した作品がある。レコードははなはだ少ない。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
東京から来るのもあり、仙台あたりから来るのもあり、尖端的せんたんてきな歌劇の一座ともなれば、前触れに太鼓や喇叭らっぱを吹き立て、冬ごもりの町を車で練り歩くのであった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そのころの尖端的せんたんてきな唯一のカフエへ紹介されて、集まって来る文学者や画家のあいだに、客分格の女給見習いとして、夜ごと姿を現わしたりしていたものだったが
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)