“せとぎわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
瀬戸際100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずっと前から横恋慕をし、今日のような大事の瀬戸際せとぎわに、こんな所へおびき出し、はずかしめようとしたのでございます。……失礼ながらあなた様は?
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一身の浮沈の瀬戸際せとぎわのように気味を悪がり、それで自分たちの立場を擁護するためには、能登守の頭を擡げないように、くぎを打ってしまわねばならぬと考えました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
おのれ! 貴さまこそいぶかしい奴——他人の大事の瀬戸際せとぎわに、邪魔を入れようとしおって! 猛然として、圧迫をはじき返そうと、心で叫んだが、相手は、まるで
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)