“ずゐじんもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ズヰジンモン
語句割合
隨神門50.0%
随身門50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引き返して、水茶屋の前に、また女將おかみの寢息が漏れるかと立ち止り、それから東の門を入つて行くと、隨神門ずゐじんもんの内にマッチでもつたらしい光がチラと見えた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
家の門を出て、隨神門ずゐじんもんと總門との間の石の鳥居の前を通つて、廣い境内を東門から出ると、左へ曲がつてだら/\坂を、天滿宮の空濠からぼりに沿うて登つた右側に千代松の家はあつた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
仏師春日の造る狛犬は随身門ずゐじんもんの後にあり。古色朴実にして猛勢怖るべきがごとし。左方の狛犬玉眼一隻破たり。本社の内にも狛犬あれども新造のものにして観るに足らず。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)