“すみやきがま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炭焼窯50.0%
炭焼竈50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庭番の者が、朽葉くちばでもいているのかと思っていたが、よくよく見ると、炭焼窯すみやきがまを小さくしたような土窯どがまがそこに築かれてある。そして火口のまえに、ひとりの男が火をのぞきながらかがみこんでいた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「江戸の上役人が、含月荘の領内で、殺されていたと分ったひには、こいつ、大破綻おおごとになりますからな。——そこで、如意にょいたけの作兵衛小屋へ持って行って、炭焼竈すみやきがまの中で焼いてしまおうというお考えなので」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)