“すいかづら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忍冬50.0%
荵冬50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おかみさん、そら、あつた、こゝにあつた、ひとりぽつちで忍冬すいかづらの中につぶれてゐた。たつた、ひとりぽつちでさ、この花は世界に一つしか無いんだ。それ、暴風あらしと涙とさいはひにほひがしないかね。
わるい花 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
そのほかに、中庭や花園からは快い花の香が立ち昇つた——石壁の傍に花をつけてゐる荵冬すいかづらの香であつた——また、濱から來る海藻の微かな香もあつた。