“じゅうちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
絨帳50.0%
重聴50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家は絨帳じゅうちょう穹盧きゅうろ、食物は羶肉せんにく、飲物は酪漿らくしょうと獣乳と乳醋酒にゅうさくしゅ。着物はおおかみや羊やくまの皮をつづり合わせた旃裘せんきゅう。牧畜と狩猟と寇掠こうりゃくと、このほかに彼らの生活はない。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
くみは血行の変動のためであったか、重聴じゅうちょうになった。その時牧がくみの事を度々たびたび聾者つんぼと呼んだのを、六歳になった栄次郎が聞きとがめて、のちまでも忘れずにいた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)