“じゅうけつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
充血100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堀口生は頭がこぶだらけでひたいがはれあがっている。尾沢生は鼻がふくれている。正三君は口がとがっている。高谷君は左の目が充血じゅうけつしてまわりが黒ずんでいる。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
不思議には思いながらも、しばらくたってから、ようやく顔を上げてみると、渡瀬さんは充血じゅうけつして、多少ぼんやりしたような顔つきで、おぬいの額ぎわをじっと見つめていたのだと知れた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ダリアは黒眼鏡をはずして見たが、左眼さがんはまるででたように白くなり、そうでないところは真赤に充血していた。右の眼はやや充血じゅうけつしている位でまず無事な方であった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)