“じすい”の漢字の書き方と例文
語句割合
自炊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橋本左五郎とは、明治十七年の頃、小石川の極楽水ごくらくみずそばで御寺の二階を借りていっしょに自炊じすいをしていた事がある。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私共に代って貧乏籤びんぼうくじをひいてくれた下曾根さんは、十七年間会堂うら自炊じすい生活せいかつをつづけました。下曾根さんは独身で、身よりも少なく、淋しい人でした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
おおむね当時は自炊じすいときまっていた。米、味噌みそ、肉、さい、飲みたいだけの酒、すべて現金買いである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)