“じさく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自作80.0%
治作20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この、チョビ安自作じさくの、父母を慕いさがす唄を耳にした左膳、同情のあまり彼を手もとにとどめおいて
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
こめたはらよりぜに蟇口がまぐちよりいづ結構けつこうなかなに不足ふそく行倒ゆきだふれの茶番ちやばん狂言きやうげんする事かとノンキに太平楽たいへいらく云ふて、自作じさく小説せうせつ何十遍なんじつぺんずりとかの色表紙いろべうしけて売出うりだされ
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
時計屋敷におそろしいのろいのかかっているのを信じている左内村の老人たちは、北岸の治作じさくさんほか六人の若者たちが、われからそのような悪い運命におちこんだのを悲しみ、そしてなげいた。
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)