“じぐち”の漢字の書き方と例文
語句割合
地口100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まくらの「道灌」ばかりやっていたため〽道灌(瓢箪)ばかりが売り物(浮きもの)か——なる地口じぐちができたという故人某の思い出とともに結構でした。
随筆 寄席囃子 (新字新仮名) / 正岡容(著)
見ると綺麗に飾られた庭の片隅の稲荷のほこらから裏の木戸口まで一間置き位に地口じぐち行燈あんどんならび、接待の甘酒だのおでんだの汁粉だのゝ屋台が処々に設けられて
少年 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
自然その掛言葉から来る滑稽趣味、地口じぐちともいうべき一種の駄洒落が句の生命を為していたのであった。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)