“しゅてんどうじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酒顛童子52.2%
酒呑童子47.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒顛童子しゅてんどうじにせよ、鈴鹿山すずかやまの鬼にせよ、悪路王・大竹丸・赤頭にせよいずれも武力の討伐を必要としております。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
道場の一郭は、源三郎が引きつれてきた伊賀の若侍に占領されて、そこでは日夜、大江山の酒顛童子しゅてんどうじがひっ越して来たような、割れるがごとき物騒がしい生活。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
胆吹の弥三郎よりも、もっと昔、この洞窟ほらあなの中に山賊がんでいたのです、大江山を追われた酒呑童子しゅてんどうじの一族が、ここを巣にしていたのです。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
老ノ坂は、昔の大江のせきあとである。酒呑童子しゅてんどうじの首塚がある。またよくよくこの地は天下反覆はんぷくの人物に縁がある。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)