“しゃそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
莎草40.0%
社僧20.0%
車窓20.0%
車箱20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六寸から一尺あまりに延びた禾本かほん科や莎草しゃそう科の植物が吹き募る東南の風になびいている。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
しかし社僧しゃそう等が名づけて供花といった風習とても、なお何れの点まで仏法の教えに基づいているかを考える必要がある。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
列車が、駅へつくたびに、彼は、車窓しゃそうから顔を出して、もしやアンの乗っている列車が、同じホームについて、待っていないかと、一生けんめいに探したのであった。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
毛革の肩かけを随身ずいじんにわたして車箱しゃそうのうちへかくさせ、美しくゆい上げたるこがね色の髪と、まばゆきまで白きえりとをあらわして、車のとびら開きし剣おびたる殿守とのもりをかえりみもせで入りしあとにて
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)