“しぶと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
執念25.0%
澁太25.0%
強情12.5%
死屍12.5%
渋太12.5%
渋戸12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
執念しぶとく作り藻を取り上げては、キュッとひねり、したたる水の色を、貪るように眺めているその光景には、また髪梳きの場が聯想されてきて、それは「玻璃の光り」という
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ペツ、澁太しぶと阿魔あまだ。」
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「なかなか強情しぶとうございましたが、ぼんのくぼの鍼痕のことを申しますと、とうとう白状いたしました」
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「二日三晩まるで死屍しぶとみたいに寝通しなんだ」
放浪の宿 (新字新仮名) / 里村欣三(著)
うぬ渋太しぶとい阿魔だな。といいさまお藤の手をとらうれば
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
新着のビック特製二トンづみダブルタイヤで、横浜市外の渋戸しぶと材木倉庫から米松べいまつを運搬すべく、交通の少い夜半に同国道を往復していたもので、損害といってはヘッド・ライトと機械を打壊うちこわ
衝突心理 (新字新仮名) / 夢野久作(著)