“しちどうがらん”の漢字の書き方と例文
語句割合
七堂伽藍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
興福寺の七堂伽藍しちどうがらんも、東大寺の仏殿楼塔も、早くからものの音をひそめて、しんしんと眠り入つてゐるやうである。人気ひとけはない。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
貴下あなた、今お通りになりましてございましょう。此処ここからも見えます。この山のすそへかけまして、ずッとあの菜種畠なたねばたけあたり七堂伽藍しちどうがらん建連たてつらなっておりましたそうで。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)