“しぎさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
信貴山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが取れども尽くることなき宝の米俵であったのに、或る時底をはたいて白い小蛇こへびが飛び出し、それ以来空俵あきだわらとなったというなどはなお大ウソであるが、この話よりも古くできた信貴山しぎさん縁起えんぎ
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
先生はこの調査のためにわざわざ河内国かわちのくにへ出張し、観心寺かんしんじおよび信貴山しぎさん、金剛寺その他楠公に関係ある所へ行って甲冑かっちゅうを調べたのです。また加納夏雄先生と今村長賀ちょうが先生とは太刀たちのことを調べました。
すると、信貴山しぎさんからは、ふたたび大塔の御名をかざして「処分はこちらでする。ともあれ四名を引渡せ」と、高圧的に言ってきた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)