“さんびょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三俵33.3%
参廟33.3%
山廟33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だれも人のついていない馬が、ひとりであるいてきて、小作こさくのお米を三俵さんびょうもはこび込んできたというので、長者屋敷ちょうじゃやしきの人たちはびっくりしました。
たにしの出世 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
この子はなにしろ水神すいじんさまのおもうだから、きっとかわったことができるのかもしれないとおもって、そういわれるままに、たにしの子を、三俵さんびょう米俵こめだわらと米俵とのあいだに
たにしの出世 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
すでに盟約のある公卿くげ大名の密使たちと、手筈をすませて、この秋、将軍家が日光参廟さんびょうの機会に、大事をあげようと阿波守の目算がすっかりついていたところ——。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
途中までお迎えに伺うべきですが、きょうの御登山は、おそらく御祈願事第一と存じますゆえ、山廟さんびょうへのおまいりがおすみ遊ばした頃、ごあいさつに伺いますからと——
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)