“さきざき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
先々40.0%
岬々30.0%
将来10.0%
岬岬10.0%
將來10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歩いて行く先々さきざきにぷつんと杜切れる虫の音は、その突然の空虚むなしさで凡太の心をおびやかして、その激しい無音状態がむしろうるさく堪えがたい饒舌に思はれてくる
黒谷村 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
馬込まごめは谷おほき里、とりよろふ丘の岬々さきざき、朝に夜に狭霧立ち立つ。高窻や東に開き、西をあけ、南もあけて、うち透かす賑ふあかり山中やまなかのみ湯のさまかも、月さへも紫明る。霧はおもしろ。
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あたいがこんなに駄夫さんの将来さきざきのことを気に病んでゐるといふのに、ほんとうにお前さんは頼みにならない人……
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
生きてゐようと死なうと——(ウウ、死にたくはない! だらうがさ——)それあ兎に角さういふ将来さきざきの事は大したことぢや無いんだあ、ね、ね、何処へ行くんだか目当が無いといふ事はね
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
言問へよ、今にして岬岬さきざき
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
言問へよ、今にして岬岬さきざき
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
漁夫もこの頃は將來さきざきの望みのないことに多少氣がついて來て、思ひ切つて百姓になる者が出來て來たが、百姓だと米の飯に魚を添へて食ふ譯に行かんし、こんな村ぢや海でもくがでもえゝことはない。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)