“さうほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
双方33.3%
相方33.3%
遭逢33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『そらい!。』とばかり、ヒタと武村兵曹たけむらへいそう所謂いはゆる出刄庖丁でばほうちやうはいつてすねおのてつすねあはせて、双方さうほう眞赤まつかになつてエンヤ/\と押合おしあつたが勝負しようぶかない
相方さうほうの理由を僕に聞かせて呉れ、そして喧嘩は僕に預けて呉れ——まさか理由がそんなわけではないと思つたから夢中になつて仲裁したのだが、決して誰も理由を云はない、任せようとはしない
円卓子での話 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
禍福の二門をくゞるのいひに過ぎず、たゞ其謂に過ぎずと観ずれば、遭逢さうほう百端ひやくたん千差万別、十人に十人の生活あり、百人に百人の生活あり、千百万人またおの/\千百万人の生涯を有す
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)