“ごぞうろっぷ”の漢字の書き方と例文
語句割合
五臓六腑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引用するまでもなく地震や風水の災禍の頻繁ひんぱんでしかも全く予測し難い国土に住むものにとっては天然の無常は遠い遠い祖先からの遺伝的記憶となって五臓六腑ごぞうろっぷにしみ渡っているからである。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
中から五臓六腑ごぞうろっぷしぼられたんではたまりません、ああお気の毒な、あれほどの先生が、こんなことで暗々やみやみと……わたしはお気の毒なのと口惜しいのと怖ろしいのとで、目をつぶってしまいました
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かおりよいが、ほんのりと五臓六腑ごぞうろっぷ染渡しみわたる。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)