“ごじんとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御神燈62.5%
御神灯37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふいとつてうちをば御出おであそばさるゝ、行先ゆくさきいづれも御神燈ごじんとうしたをくゞるか、待合まちあひ小座敷こざしき、それをば口惜くちをしがつてわたしうらみぬきましたけれどしんところへば、わたし御機嫌ごきげんりやうがわるくて
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これ色男がりたる気障きざな風なり。芸者が座敷より帰つて来る刻限を計り御神燈ごじんとう火影ほかげ格子戸こうしどの外より声をかけ、長火鉢ながひばちの向へ坐つて一杯やるを無上の楽しみとす。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
舟板塀ふないたべい趣味しゅみ御神灯ごじんとう趣味しゅみとは違うさ。夢窓国師むそうこくしが建てたんだもの」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)