“ごうびょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
業病100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この度立ちかえりて、父の病いが業病ごうびょうなりしことを知りおどろき、ましてやその姿を由利どのに見られし悲しさは、たとえるものもこれなくそうろう
「あんた、なんか業病ごうびょうがあるんじゃない。だって指先に一向力がはいらないじゃないの」責任者のおもんというのに、光枝はたっぷり皮肉ひにくをいわれた。
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いくら年を取っても一人で不自由なく歩く事のできる人間が幾人いくたりあるかと思うと、何の因果いんがでこんな業病ごうびょうかかったのかと、つくづく辛い心持が致します。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)