“こっし”の漢字の書き方と例文
語句割合
骨子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は聊斎志異りょうさいしいの中の一つの物語を骨子こっしとして、大いに私の勝手な空想を按配あんばいし、「清貧譚せいひんたん」という短篇たんぺん小説に仕上げて、この「新潮」の新年号に載せさせてもらった事があるけれども
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
これだけメンミツな計画犯罪を行うためには、事前にあらゆる事情に通じて、かつ、それを骨子こっしにメンミツな打ち合せをとげる必要があり、幾度かの会合と打ち合せをとげることが必要であります。
不連続殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
とは評論全篇の骨子こっしにして、論者がかかる推定すいていより当時もっとも恐るべきのわざわいは外国の干渉かんしょうに在りとなし、東西開戦かいせんせば日本国の存亡そんぼうはかるべからざるごとくに認め、以て勝氏の行為こうい弁護べんごしたるは