“こがとうあん”の漢字の書き方と例文
語句割合
古賀侗庵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文政二年齢十九の時江戸に出で昌平黌に入り古賀侗庵こがとうあんに従って学び、業えて後尾張徳川家に仕え市ヶ谷の藩邸に住していた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その後仲平は二十六で江戸に出て、古賀侗庵こがとうあんの門下に籍をおいて、昌平黌しょうへいこうに入った。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その隆準りゅうじゅんなるを以ての故に、抽斎は天狗てんぐと呼んでいた。佐藤一斎、古賀侗庵こがとうあんの門人で、学殖儕輩せいはいえ、かつて昌平黌しょうへいこうの舎長となったこともある。当時弘前吏胥りしょ中の識者として聞えていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)