“ぐうきょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
寓居100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とりあえず、彼はこのことを国もとの妻子に知らせ、多吉方を仮の寓居ぐうきょとするよしを書き送り、旅の心もやや定まったことを告げてやった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
予往歳滬江ココウ(上海のこと)ニ寓居ぐうきょス。先後十年間、東邦ノ賢豪長者、道ニ滬上こじょうニ出ヅルモノ、縞紵こうちょノ歓ヲつらネザルハナシ。
斗南先生 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「大隅さんのお嫁さんが見つかりました。」と山田君は久しぶりに私の寓居ぐうきょを訪れて、すこぶる緊張しておっしゃるのである。
佳日 (新字新仮名) / 太宰治(著)