“くぬぎばやし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
櫟林80.0%
椚林10.0%
擽林5.0%
槶林5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじ菜種油なたねあぶらのやうに櫟林くぬぎばやしあひせつしつゝ村落むら西端せいたん僻在へきざいして親子おやこにんたゞ凝結ぎようけつしたやうな状態じやうたいたもつて落付おちついるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
私は春先まで枯葉の落ちないあの椚林くぬぎばやしを鳴らす寒い風の音を聞いたり、真白に霜の来た葱畠ねぎばたけながめたりして、うちの外を歩き廻る度に、こういう地方に住むものでなければ知らないような
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)