“くづれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
崩壞40.0%
20.0%
崩潰20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愁に沈む女よ、落葉松からまつよ、石垣いしがきくづれに寄りかかる抛物線はうぶつせん
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
我等を囚へし慈にん岩窟いはやは我が神力にて扯断ちぎり棄てたり崩潰くづれさしたり、汝等暴れよ今こそ暴れよ、何十年の恨の毒気を彼等に返せ一時に返せ、彼等が驕慢ほこりの臭さを鉄囲山外てつゐさんげつかんで捨てよ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
これがくづれを挽回するの策を講ずるなし、かへつてこの気運を煽動し、人才登用を名として、為に門戸を啓き、名望あるの士を迎へてくらはしむるに黄金をもつてし、籠絡して自家の藩籬に入れ
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)