“ぎんなん”の漢字の書き方と例文
語句割合
銀杏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二度目に訪ねたときのことだが、長次は銀杏ぎんなんの実を笊にいっぱい拾って来たところで、登にそれを見せ、この次に来たら先生にあげるよ、とないしょで云った。
赤ひげ診療譚:06 鶯ばか (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「それじゃあ近所の子供が銀杏ぎんなんを取りに登ったかも知れません。随分いたずら者が多うございますからね」
半七捕物帳:15 鷹のゆくえ (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
私は仕方なく銀杏ぎんなんの実を爪楊枝つまようじでつついて食べたりしていた。しかし、どうしても、あきらめ切れない。
チャンス (新字新仮名) / 太宰治(著)